MIRISE
〈活動レポート〉SHINTOMI STREET THEATER

活動レポート

2026.09.09

〈活動レポート〉SHINTOMI STREET THEATER

新富のまちが舞台になった。
120名以上が出演し、熱狂に包まれた「SHINTOMI STREET THEATER」

新富町のまちそのものを舞台に、120名以上の出演者が踊り、歌い、表現する。2026年8月15日(土)・16日(日)の2日間、宮崎県新富町で、まちを舞台にしたエンターテインメント企画「SHINTOMI STREET THEATER」が開催されました。

この企画を進めたのが、こゆ財団のMIRISEプロジェクトです。
MIRISEでは、映画、舞台、イベント、ショートドラマなど、さまざまな創作活動を通して、新富町で「つくる人」を増やす取り組みを進めています。

このイベントに出演したのは、6歳から67歳までの120名以上。新富町内をはじめ、宮崎県内外、東京や北海道などから集まった参加者が、平田地区のまちを歩き、踊り、歌いながら、日常の風景を特別なステージへと変えていきました。

当日は、「こゆ夜市」との共同企画により、沿道や会場にはのべ2,000人を超えるお客様が来場。新富町のまち全体が、音楽とダンス、そして人の熱気に包まれる一日となりました。

商店街を進むパレード

2日間にわたり開催。1日目はトークとワークショップ、2日目はパレード本番へ

SHINTOMI STREET THEATERは、8月15日(土)の「エンタメフューチャーサミット」と、8月16日(日)の「SHINING DREAM PARADE」「SHINTOMI STREET SHOW」の2日間にわたり開催されました。

前日は、ルピナスみらい劇場を会場に、体験型ワークショップやゲストによるショー、トークセッションを実施。翌日の本番に向けて、出演者たちは夕方からパレードリハーサルを行いました。

8月15日(土)エンタメフューチャーサミット・リハーサル

会場:ルピナスみらい劇場 大ホール

  • 13:00〜15:15 【一部】体験型ワークショップ × ペアダンスショー

  • 15:30〜16:30 【二部】エンタメトークショー

  • 17:30〜20:30 パレードリハーサル

第一部では、NY発祥のペアダンス「New Style Hustle」のワークショップと、Kaitoさん、Sakiさんによるスペシャルショーを実施。参加者は、プロのダンスを間近で体感するだけでなく、実際に身体を動かしながら、踊る楽しさや人と呼吸を合わせる感覚に触れました。

第二部では、小嶋崇嗣町長、SHOJINさん、Kaitoさん、貫麻友さん、MCの藤澤さしみさんによるトークセッションを実施。

テーマは、ダンスや舞台芸術を軸にした「仕事」「地域」「成長」「世界」。
そして、ダンスや舞台芸術を通して、地域で挑戦することについて。
「ダンサーで食べていくには?」
「都会でないと、ダンサーは活躍できない?」
「地域を舞台芸術で盛り上げるには?」
といった問いをもとに、表現を仕事にすること、地域で挑戦すること、そして新富町から広がる文化芸術の可能性について語られ、子どもがミュージカルをしている保護者だけでなく、商業ミュージカルでの主演を目指す小学生からも質問が飛び交うなど、会場全体の熱量が高まりました。

会場には出演者や保護者を中心に多くの方が集まり、翌日のパレード本番に向けた期待が高まる時間となりました。

トークセッション

8月16日(日)パレード・ショー本番

本番当日は、昼過ぎからパレードおよびショーのリハーサルを実施。夕方からは、平田地区を舞台に「SHINING DREAM PARADE」が行われ、終着点となるさくら南公園では「SHINTOMI STREET SHOW」が上演されました。

  • 17:30〜18:10 SHINING DREAM PARADE 本番
    会場:新富町平田地区

  • 18:30〜 SHINTOMI STREET SHOW
    会場:さくら南公園

2日間を通して、出演者はワークショップ、リハーサル、パレード、ショーを経験しながら、観るだけではない「自ら表現する」体験を重ねていきました。

色とりどりのTシャツを着た出演者たち

まち全体を舞台にする、
新富町だからこそのエンターテインメント

「SHINTOMI STREET THEATER」は、新富町のまちを舞台に、地域の子どもたちや町民、町外から集まった参加者、プロのアーティストがともに作品をつくり上げる参加型エンターテインメント企画です。

本企画の目的は、地域の中で一流のエンターテインメントに触れる機会をつくり、子どもたちや参加者にとって、夢や将来の選択肢が広がるきっかけを生み出すこと。

「新富町だから何もできない」のではなく、
「新富町だからこそ、こんな景色が生まれる」。

そんな実感を、新富町のまちの中で生み出すことを目指して企画されました。

ペアダンサーと、後方に並ぶ出演者

総合演出を務めたのは、カリフォルニアディズニーランドのショーや、ラグビーワールドカップ2019開会式で340名のダンスシーンを手がけるなど、世界で活躍する振付家・SHOJINさん。

ゲストダンサーには、アルゼンチンタンゴ アジアチャンピオンのKaitoさん、アメリカのダンスカンパニーでの活動を経て、Official髭男dism、あいみょん、乃木坂46などの振付にも携わるSakiさん、そしてNew Style Hustleの日本におけるパイオニアであるZabuさんが参加しました。

さらに、M-STELLA、Radiance Miyazaki、新富町民ミュージカルなど、地域で活動する団体も協力。町内外の表現者が混ざり合いながら、新富町ならではのパレードとショーがつくられていきました。

120名以上が出演。日常の道がパレードルートに

8月16日(日)の本番では、出演者がさくら南公園に集合。炎天下の中、場当たりや通しリハーサルを行い、本番へ向けた最終確認を重ねました。

本番前のリハーサルを行う出演者たち

夕方、いよいよ「SHINING DREAM PARADE」がスタート。

三納代八幡神社周辺から、旧たにはた整形外科前、富田小学校正門前、そしてさくら南公園へ。普段は地域の人々が行き交う生活道路や商店街が、この日はパレードルートへと姿を変えました。

色とりどりのTシャツを着た出演者たちが、音楽に合わせて踊りながら進んでいくと、沿道には多くの観客が集まり、手拍子や拍手が広がっていきます。

パレードが進むにあたり、一緒に踊っていただける地域の方も増えていき、こゆ夜市の出展者の方々も含め、出演者と観客、そして地域の人々が一体となる、新富町のまちに新しい景色が生まれました。

横断幕を掲げて進むパレードの列
黄色い衣装のダンサーたち

さくら南公園でのオリジナルショー

パレードの終着点となったさくら南公園では、「SHINTOMI STREET SHOW」を上演。

パレードを終えた出演者たちがステージに集まり、誰もが知るテーマパークの音楽のメドレーによる、華やかなダンスや歌のパフォーマンスが広がりました。

会場には、パレードから流れてきた観客や、こゆ夜市を訪れていた人々が集まり、芝生や客席からステージを鑑賞。

観ている方からは、
「東京のテーマパークに来たみたい」
「新富町でこんなショーが見れるなんて夢みたい」
と歓声が上がり、涙を流す方の姿も。

観る側とつくる側が分かれるのではなく、同じ場に集い、同じ熱気を共有する。
新富町だからこそ実現できる、開かれたエンターテインメントの形がそこにありました。

踊る出演者と、それを囲む観客
パレードに歓声が上がる場面

参加者一人ひとりを迎えるために

今回の運営では、作品のクオリティだけでなく、参加者一人ひとりに新富町を好きになってもらうための体験づくりも大切にしました。

出演者には、チームごとのカラーTシャツを衣装として用意。
新富町の青空の下、色とりどりのTシャツを着た参加者がまちを歩くことで、パレード全体に一体感が生まれました。

また、リハーサルや本番の合間には、おにぎり宮本のおにぎりを配布したり、新富町のマップを参加者にお渡しするなど、参加者が本番時以外でも新富町の魅力に触れられる機会をつくりました。

出演者の方々からは、
「今まで参加したイベントで一番楽しかった」
「新富町が大好きになった」
「また新富町に来たい」
など、パレードだけでなく、新富町に対する声も多数聞こえました。

水色の衣装の二人
黄色の衣装のダンサーたち

地域で文化芸術に参加することの意味

今回のSHINTOMI STREET THEATERでは、プロのアーティストによる完成された作品を鑑賞するだけでなく、地域の人々自身が作品の一部となりました。

子どもたちにとっては、一流の演出家やダンサーと同じ場に立ち、表現する経験に。
大人の参加者にとっては、年齢や経験を越えて、新しい挑戦に踏み出す機会に。
地域にとっては、日常の場所が舞台へと変わり、まちの見え方が変わるきっかけになりました。

文化芸術は、特別な人だけのものではない。

踊ること、歌うこと、歩くこと、誰かと一緒に表現すること。
その体験を通じて、人は自分自身の可能性に気づき、地域の中に新しいつながりを見つけていきます。

今回のパレードは、新富町におけるその第一歩となりました。

笑顔でパレードを見つめる観客
子どもを抱いた保護者と、出演者

今後の展開

新富町だからこそ、できる。

SHINTOMI STREET THEATERは、今回限りのイベントとして終わるものではありません。

今後は、今回の経験をもとに、町民や子どもたちが継続的に文化芸術へ参加できる場づくりや、地域団体・学校・商店街・企業との連携をさらに広げていく予定です。

MIRISEプロジェクトでは、映画、オリジナル番組、舞台、イベント、ショートドラマなど、さまざまな創作領域を通して、新富町で「つくる人」を増やす取り組みを進めています。

SHINTOMI STREET THEATERも、その大切な柱のひとつとして、来年以降も新富町の新しい文化として育てていきたいと考えています。

「新富町だからこそできるエンターテインメントを。」

子どもが表現に挑戦できる。
大人が新しいことを始められる。
地域の人と町外の人が、一緒に何かをつくれる。

そんな「つくる人」が増えていくまちを、新富町につくっていきたいと考えています。

新富町から日本へ、そしてさらに多くの地域へ。
今回生まれた景色を大切な一歩として、MIRISEプロジェクトはこれからも、まちと人の可能性を広げる表現の場をつくり、「創造人口」を増やしていくことで、つくるを通した豊かな関係性を拡げていきます。

横断幕の下で決めポーズをとる、白い衣装のチーム

SHINTOMI STREET THEATER

開催日
2026年8月15日(土)・16日(日)

主催
新富町/新富町教育委員会/MIRISEプロジェクト

共催
こゆ夜市

総合演出
SHOJIN

ゲスト
Zabu/Kaito&saki

協力
M-STELLA/Radiance Miyazaki/新富町民ミュージカル/ヴィアマテラス宮崎/おにぎり宮本/福重電器

写真
Spooncat

お問い合わせ

SHINTOMI STREET THEATER / MIRISEプロジェクト
一般財団法人こゆ地域づくり推進機構
TEL:0983-32-1082
MAIL:info_mirise@koyu.miyazaki.jp

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